【ご報告】2023年度八ヶ岳合宿報告

今年度の八ヶ岳合宿は、川崎では梅雨明けしたような暑い日が続く7月15日から
7月17日まで、長野県諏訪郡富士見町の川崎市八ケ岳少年自然の家行いました。

1日目 7月15日(土)

朝6時半、今回が初めての参加者も含め57名が下小前に集合しました。
7時過ぎに下小前をバスで八ヶ岳に向けて出発しました。

連休初日で高速道路が断続的に渋滞する中、会長わだちん制作のDVDを流しながら、早速お楽しみのビンゴ大会を行いました。ビンゴになった人から、持ち寄りの景品を選び、改めて自己紹介と目標を発表していきました。

予定より30分程遅れて、自然の家に到着しました。バスを降りると、川崎の暑さを忘れる涼しさでした。
入所式では、自然の家の職員さんに挨拶をし、自然の家でのルールなどの説明を聞き、6年生が代表でスピーチをしました。

荷物を部屋に置いた後は、最初の活動のフォレストチップ作りです。
木の枝をスライスしたものに、木の実や小枝、セミの抜け殻など自然の家で見つけたものや各自用意したビースなどの飾りをグルーガンで接着させていき、大人も子どももそれぞれ個性的で素敵な作品が出来上がりました。

次の活動は、夕食のカレー作りですが、ただ作るだけじゃダメなのです。班ごとに同じ材料から作るカレーライスの美味しさを競います。
薪で火起こしと調整の火担当と、野菜を洗って切る材料担当に分かれ、班で力を合わせて、鍋でご飯を炊き、カレーを煮込みました。
それぞれのカレーライスを食べた後、ほかの班のも味見をしました。
今回、どの班のご飯もカレールーもとっても美味しくて、甲乙つけがたい出来上がりで、どの班のルーも残らず完食。
全ての班のカレーライスを食べた会長が悩みに悩んだ末、優勝は紺色班に決まりました。

今日最後の活動は、アストロハウスで天体観測です。            
残念ながら厚い雲がかかっていて、大きな望遠鏡で覗いても空には何も見えなかったので、夏の星座のお話を聞きました。                
ラッキーなことに、翌日のアストロハウスの時間を調整してもらうことができ、明日の夜に期待をしながら部屋に戻りました。

この日は、露天風呂のあるお風呂に入り、明日のハイキングに備え、夜10時に消灯しました。

2日目 7月16日(日)

朝から青空が見え、ハイキング日和となりました。6時半からのラジオ体操で元気いっぱい身体を動かし、6年生の朝のスピーチを終え、いよいよハイキングに向け出発です。

バスで富士見パノラマリゾートまで移動し、ハイキング開始です。
まず、ゴンドラに乗って開けた景色を見ながら一気に730mを上がり、山頂駅から歩き始めました。
自然の家よりも涼しく感じられる山道を、班ごとに励まし合い、声を掛け合いながら登っていき、2時間ほどで全員山頂に到達することができました。
山頂では、お待ちかねのお弁当を食べ、全員で記念写真を撮りました。
下りでも、元気いっぱい駆け降りていく子どもたちの姿が見られました。
湿原に咲く白、黄、紫など色とりどりの草花をゆっくり楽しむ時間はなかったのが残念でしたが、全員無事に下山できました。

自然の家に戻り、浴室で汗を流して、疲れを癒した後は、ドッヂボールや鬼ごっこをして走り回るほど、まだまだ元気な子どもたちでした。

夕食後の活動は、キャンプファイヤーです。入笠山から持ち帰った枝を使って火を焚きました。
ここからは、6年生にバトンタッチし、企画してくれたジンギスカンダンスやひよこからの進化退化ゲームで大変楽しく盛り上がりました。

焚火がちょうど落ち着いてきたころ、アストロハウスに移動し、八ヶ岳の星空を楽しみました。
前日とは違って、数々の星が空に浮かんでいて、昨日学んだ夏の星座を自分たちの目で
確認することができました。大きな望遠鏡でも輝く星を見ることができ、いつまでも飽きることはありませんでした。

この日も目一杯身体を動かして活動した子どもたちは、消灯と同時にぐっすり眠りにつきました。

3日目 7月17日(月)

早くも3日目、あっという間に最終日です。
今日もラジオ体操から始まり、朝食後は退所の準備です。室長を中心に各部屋だけでなく、分担してトイレや廊下を清掃しました。

荷物を移動させた後、着替えをし、最後の活動の水鉄砲大会です。
まずは班対抗戦で、頭に付けたポイが最後まで破れなかった人数が多い班が勝ちです。敵陣に果敢に切り込む人、自陣を守る人など班で話し合い、作戦を立てました。3回戦まで戦った結果、優勝は紺色班でした。

慌ただしく着替えて、昼食のお弁当を食べた後は、バスに乗って川崎へと帰ります。
帰りのバスの中では、目標をどれだけ達成できたかを発表しました。ほとんどの子どもたちがそれぞれの目標を達成できたと話し、意識をもって3日間を過ごすことができたようです。
今年も渋滞で長い道中でしたが、その後もクイズ大会で盛り上がり、ビデオを見ながら、川崎に無事に帰ってきました。バスを降りた後は、下小の校庭で表彰式を行い、班対抗戦で勝利した紺色班に景品が贈られました。

今年は晴天に恵まれ、楽しく濃い3日間を過ごすことができました。この3日間で、家庭や学校での姿とは違った子どもたちの様子があちこちで見られました。
子どもだけでなく大人も成長した、きずなが深まった、今後も地域で交流していきたい、と感じた方が多かったようです。